ストップ・ザ・松枯れ

ゴルフ場に広がる"松枯れ"はマツノマダラカミキリが運ぶ 「マツノザイセンチュウ」が原因!!

太古の時代から我が国に自生し人々の生活に役立ってきた「松」は、ゴルフ場にはなくてはならない樹木です。

ところが、多くのゴルフ場で大切にされてきたこの松が"マツ材線虫病(ざいせんちゅうびょう)"にかかり、次々と枯れるので伐倒されています。

夏から秋にかけて葉が赤くなり枯れてしまう松枯れは、約100年前の明治38年(1905年)に初めて長崎県で見つかりました。

その後、松枯れは徐々に広がり、2010年8月付の林野庁発表では現在、北海道以外の46都道府県で松枯れ被害が出ています。

また原因が判明したのは昭和46年(1971年)のことで、枯れた松から新種(外来種)の"線虫"が見つかり「マツノザイセンチュウ」と名付けられ、この線虫による松枯れの病名は「マツ材線虫病」とされました。

マツノザイセンチュウは顕微鏡でやっと見ることができる体長1mm未満の線虫で、伝染病のように健康な松の木に次々と移り広がるのは"共犯者"が存在することが判明しました。

松の小枝の樹皮を食べる「マツノマダラカミキリ」というカミキリ虫が、このマツノザイセンチュウを運んでいたのです。

マツ材線虫病防除の主な方法としては伐倒駆除、殺線虫剤の樹幹注入、薬剤散布があり、ゴルフ場や自治体はそれぞれ生態系への影響や近隣の農地・住民への影響が及ばないように防除に取り組んでいます。

松枯れの正体 ―マツ材線虫病の発生メカニズム―

公益社団法人 ゴルフ緑化促進会(GGG)では昭和51年(1976年)の設立以来、全国に広がるマツ材線虫病対策を重要施策として取り組み、会員ゴルフ場を通じてゴルファーの方々から頂戴した緑化協力金の一部をマツノザイセンチュウの研究に取り組む東大森林植物学研究室の助成に充当して、東大千葉演習林(千葉県鴨川市)でマツ材線虫病に強い「抵抗性松苗木」の開発・育成をお願いし、同演習林また(社)林木育種協会のご協力のもと抵抗性松苗木を希望する全国のゴルフ場の他、伊勢志摩国立公園、名勝・松島海岸など公共的な場所も含め2,000 ヶ所以上に累計33万本を超える松苗木を提供(平成24年3月現在)しています。

東大千葉演習林の「抵抗性松苗木」の圃場

千葉廣済堂カントリー倶楽部の抵抗性松苗木

GGG出版物『マツに親しもう』(平成18年9月発行)

またGGG創立30周年記念として、平成18年(2006)年には松に関する豆知識をまとめた小冊子『マツに親しもう』を刊行し、会員ゴルフ場をはじめ全国で松を守る取り組みを行っているボランティア団体等に贈呈しています。

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